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博物館

横浜まで足を伸ばして、
第5回かながわ戯曲賞最優秀作品『無頼キッチン BRAY KITCHEN
のドラマリーディング公演を観てきました。

実はリーディング観るの初めて。リーディングは簡単に言えば
朗読?になるのかな。役者が台本を持ちながら台詞をしゃべって
いきます。但し、芝居と違ってト書きも話す。ト書きがあることで
何もない舞台にセットや動きが見えてくるといった状態。
ある意味小説を読むのに近いかも。行間を読むみたいな感覚。
ただ、リーディングと小説を読むことの違いは、自分の想像力以上に
いろんな想像ができるということ。普通のお芝居と違ってあきらかに
動きは少なくてもっぱら言葉だけなんだけど、それが不思議なくらいに
いろんなことを物語ってるんだよね。
ちょうど昨日読んだ本に「名前を持ったり、はっきりと言い表された
瞬間に言葉というものはすごい力を発揮してしまうものである」
という台詞が出てきてそれを思い出した。

『無頼キッチン BRAY KITCHEN』は、いわゆる現代病といわれる
問題がつまっていて、焦燥感やら脱力感やらなんだかもういろんな
ことがぐちゃぐちゃで結局何の解決もなく終わる話でした。
たぶんそういうことなんだろうな~くらいに思っていたら、
終了後のトークでやっぱりそうだった。

そう、終了後に作者のスエヒロさんと演出の宮沢さんのトークが
あったのですがこれがとても興味深くて面白かった。
もうちょっとここをこうした方がわかりやすい芝居になるけど、
わかりやすい台詞を書くのが恥ずかしいって話を聞いて、
たぶんほんとの意味は理解できていないんだろうけど
妙に納得してしまった。私はよくキャラメルボックスの芝居を
観に行くけど、非常にわかりやすい反面、確かに観ていて
気恥ずかしくなる時あるんだよね。。。直球ど真ん中みたいな。
この他にもクスっって思うような話が盛りだくさんでかなり得した気分。
11月の宮沢さん演出の「鵺」を観に行きたいな。

帰りはまだまだ暑い中、馬車道まで歩いて行きました。
馬車道といえば御手洗と石岡君(from島田荘司)。
いつか行きたいと思ってやっと行けましたが‥ガッカリ。
写真の横浜博物館(でいいのかな?)は素敵でしたが
通り自体は情緒も何もぶち壊しって感じでした。あーあ。
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